実例1.キッチンのオーガナイズ例(兵庫県)      

担当:佐伯新和


 クライアントの50代の女性は元々片づけが苦手だったことに加え、現在お住まいの家に引っ越された時、キッチンに既存の収納スペースや収納家具がまったくなかったことが原因で片づけられない状態に拍車がかかってしまったそうです。その後うつ病の状態になり、思うように動くこともできず自分自身ではどうにもできない状況となって、オーガナイズの依頼を受けました。 

 まずは時間をかけ、クライアントからじっくりお話を伺いました。

片づけられない自分を責め続ける夫、うつの苦しみ、2人おられる息子さんのこと(下のお子さんはCD傾向あり)など。クライアントが長らく抱えておられた苦しみ、悩みをゆっくりお伺いし、まずは心と思考のオーガナイズから始めます。

 

 

 ビフォー写真1


キッチンの収納が「もともとあったカウンターテーブル+その上にご主人が日曜大工で作られた木製棚(D.I.Y.棚)」しかなく、使い勝手が悪い上に収納スペースが少ない状況の中、奥様の悪戦苦闘ぶりがよくわかる状態でした。

うつ状態の中、外資系の量販店で食材を大量に買うことで気分を晴らしていたりする傾向もあり、モノが増えることに拍車がかかっていたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

写真アングルA(ビフォー)

 ビフォー写真2


シンクやレンジ台など一連のシステムキッチンの

横に冷蔵庫を置くスペースはあるのですが幅が

狭くお手持ちの冷蔵庫が入らなかったために本来

置くべき場所ではないところに冷蔵庫を置かれて

いました。そして本来の冷蔵庫の場所には電子レンジなどを置くための棚が組まれていました。

※少し下のキッチン家具配置図(ビフォー)参照

 

ただ冷蔵庫とこの棚の隙間にこれまたいろいろのものを置かれていて電子レンジおよび棚がうまく使えていないという状況でした。

 

 

 

 

 

写真アングルB(ビフォー)

 

 

 ビフォー写真3


床やシステムキッチン上にはびっしりと物が置かれていてキッチンでの調理が正直できる状態ではありませんでした。

 

オーガナイズ作業中写真1

 

キッチンに置かれていた食品類、台所用品類を取り出し、アイテムごとに分類していきます。

同じものをいくつも重ね買いしている傾向がありました。

 

安価な紙製のA4サイズのファイルボックスを使って「1つの箱に1つのアイテム」ルールで食品や台所用品を収納していきます。

オーガナイズ作業中写真2

 

 もともとあったカウンターテーブル+その上にご主人が日曜大工で作られた木製棚(D.I.Y.棚)、こちらを解体撤去することに決定。スペースがある割には引き出しや仕切りがないので非常に使いにくかったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真アングルA(作業中)

 

キッチン家具

の家具配置

(ビフォー)

 

 

 食器棚が手作りの

D.I.Y.棚の裏側にあり、動線が長く使いづらい状況。

 

またレンジ棚の前に冷蔵庫が置かれておりレンジ棚が使えていない状況でした。

 

キッチン家具の家具配置

(アフター)


食器棚を移動した結果キッッチンカウンターからすぐのところに食器があるので出し入れが楽になりました。


またレンジ棚も使えるようになりました。

アフター写真1

 

カウンター+棚を撤去し、そこへご主人の部屋にあった本棚を移動・収納棚に転用。(奥)

「棚」という収納アイテムが入ることにより空間の立体的な活用が容易になります。

動線上、まずい位置に置かれていた冷蔵庫も移動。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 写真アングルA(アフター)

 

  アフター写真2


移設した棚にはファイルボックスに1ボックスにつき1種類のアイテムごとに分類して食材や調味料などを収納。箱を引き出さなくても上から中身が見えて手が入るように可動棚の間隔を調節して1アクションで中のものを出し入れできるよう配慮しました。

 アフター写真3

 

もともと冷蔵庫が置かれていたあたりに冷蔵庫より奥側にあったレンジ台を移動。そしてそのレンジ棚があった場所に離れたところに置かれていた食器棚を移動。双方とも作業動作スペース側に扉を向け使いやすい状況が出来上がりました。

 

食器棚の奥側はレンジ台にかかってくるため普段あまり出し入れしないものを入れることにしました。

そしてレンジ台側には普段日常的によく使う食器を収納。

 

見た目はまだまだ雑然とした印象ですが「動線」が整理され、動きやすい空間になりました。

 

 

 

写真アングルB-1(アフター)

 アフター写真4

 

 日常的に使うものを低めの棚に配置。

今後さらに使いやすいようにじわじわと手を入れていくとのこと。


一気にオーガナイズを進めることはCDクライアントのストレスになるので時間をかけ、オーガナイズの方法が自分に本当に合っているのか確認しながら、時に後戻り(バック・スライディング)しつつ

いい状態を探っていきます。

 

 

 

 

 

 

写真アングルB-2(アフター)

 アフター写真3

 

キッチンやリビングダイニングの各所に散在していた水のボトルを冷蔵庫横に集約。ラップ、ホイル類、ゴミ袋も。


まずは見た目よりも使いやすさ、生活がスムースに流れることを目指します。

CDタイプクライアント向けのオーガナイズの一番のポイントはこれだといっても過言ではありません。